2025.12.12
お知らせ周囲の環境や自分の位置を想定して自動で経路を探索したうえで、対象物を運搬し、対象物が動いた際に特定の動作を自動的におこなうことができる自律型搬送ロボット(以降、AMR)。AMRは従来の特定の動きにしか対応できない機械とは異なり、状況に応じた動きをすることが可能です。
AMRはものの搬送・運搬の際に使用される機会が多く、運搬対象がズレたり、位置が変わったりする環境下にも対応できます。人の動きにあわせて動くことも可能なため、AMRと人がともに働く環境が作りやすいといえるでしょう。
ICS SAKABEでは、運搬が必要な環境下でのAMRの導入をサポート致します。実際にAMRを使用している場面の動画は以下をご覧ください。
運搬対象物がズレたり、位置が変わったりしたりする環境下での運搬を実現
AMRは、運搬対象物がズレたり、位置が変わったりする環境下での運搬を実現します。これにより、人の手間を減らせるだけでなく、正確に対象物の位置を元に戻すことが可能です。
たとえば、動画のように、パレット(棚)の位置が人によってずらされた場合に、ずれたことを認識し、ずれた位置に対応して稼働が可能。事前に決めた位置にズレが生じた場合でも位置の補正をおこなうことができます。
AMRは、屋外での利用に制限がある製品が多かったのですが、最近は太陽光の影響を受けずに屋外で利用可能な製品も増えてきました。
専門家の技術者がAMRの導入や初期設定を行うメリット
AMRの機能性やメリットを最大限引き出すためには専門の技術者による初期設定や導入支援を受けることが有効です。運搬ルートや対象物を載せるパレットの認識方法等を適切にAMRに設定することでAMRの活用までのスピードを早めることができます。
使用場所や使用目的に応じた初期設定やチューニングが必要となるため、専門家のサポートを受けるほうが活用定着までのスピードが短縮できます。。ICS SAKABEでは事前に用途や目的をヒアリングのうえ、最適な支援をおこなうことができるため、AMRの導入を少しでも考えている人は気軽にご連絡ください。
サービス分野で活用されている配膳ロボット(AMR)も工場や物流センターで活用が可能
昨今はサービス分野でのAMRの活用が進んでいます。(レストラン等で活用されている配膳ロボット等)これらのAMRは従来のAMRよりも操作が簡単であることが特徴ですが、これらのAMRは工場や物流センターでも活用が期待できます。
手押し台車等で人が運搬していた運搬業務は、操作や設定の難易度の高さやコストの問題から以前はAMRを導入するのが困難でした。しかし、サービス分野で活用されているAMRを利用することでこのような業務の自動化が可能になりました。
また、動画で使用しているStar Lift150/600は、サービス分野のAMRの技術を利用しているため設定や操作が簡単です。重量の重い対象物(最大600kg)の運搬も可能なため、鉄の部品等の重いものも運べます。工場や物流センターでの活用が十分に可能な製品となっています。